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【図解でわかる】外資系薬剤師の仕事内容とキャリアパス完全ガイド

rakuda-tenshoku@01
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筆者プロフィール|ラクダ(外資系薬剤師 × 2級FP)

製薬・医療機器・ドラッグストアの3業界を経て、
現在は外資系企業にて8年以上勤務中。
転職で年収+100万円、家庭と両立できる柔軟な働き方を実現しました。

同じようにキャリアに迷う薬剤師へ、
実体験を基にした“リアルな情報”を発信しています。

保有資格:薬剤師(第417***号)/2級FP技能士(F22323*****)

「企業で働く薬剤師って、実際どんな仕事をしているの?」

そんな疑問を持つ方に向けて、外資系製薬・医療機器企業で活躍する薬剤師の仕事内容とキャリアパスをわかりやすく解説します。筆者は、国内製薬→外資系医療機器で10年以上働いた経験をもとに、現場のリアルを交えてお伝えします。

「どんな職種がある?」「未経験でも大丈夫?」「年収は?」といった疑問に答えながら、自分に合ったキャリアの可能性を探るヒントをお届けします。

Contents
  1. 外資系薬剤師の仕事内容とは?
  2. 職種別の具体的な仕事内容とキャリアパス
  3. 必要なスキルと適性|英語力だけじゃない?
  4. 転職のリアル|年収・評価制度・働きやすさ
  5. 平均年収の目安|職種別・企業規模別の違い
  6. あなたの市場価値、今どれくらいか知っていますか?
  7. まとめ|不安な人が最初にやるべきこと
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外資系薬剤師の仕事内容とは?

外資系企業で薬剤師が活躍する職種マップ 【開発・安全性】 CRA(臨床開発モニター) PV(ファーマコビジランス) DM(データマネジメント) 【薬事・品質】 薬事(RA) 品質保証(QA) 品質管理(QC) 【学術・マーケ】 MSL(メディカル・サイエンス・リエゾン) MA(メディカルアフェアーズ) アプリケーションスペシャリスト(学術担当) 【営業・教育】 MR(医薬情報担当者) トレーナー(社内教育担当)

外資系企業への転職に興味があっても、「薬剤師として何をするのか具体的に想像できない」という声は少なくありません。ここでは、外資系企業の概要と、薬剤師が実際に関わる仕事内容をわかりやすく整理します。

そもそも外資系企業とは?製薬・医療機器の分類も紹介

外資系企業とは、本社が海外にある外資資本の企業のことを指します。日本に拠点を置き、国内で採用・販売活動を行っている外資系企業は、製薬業界・医療機器業界・バイオテックなど多岐にわたります。

  • 外資系製薬企業の例: ノバルティス、ファイザー、MSDなど
  • 外資系医療機器企業の例: メドトロニック、ジョンソン・エンド・ジョンソン、ボストン・サイエンティフィックなど

いずれもグローバルにビジネスを展開している企業であり、薬剤師が果たす役割もより専門性と国際性が求められます。

薬剤師が担う主な業務領域【一覧で俯瞰】

外資系企業では、薬剤師が以下のような多彩な職種に従事しています。

職種名主な仕事内容
MSL(メディカル・サイエンス・リエゾン)医師との学術面の情報交換・講演支援
薬事(RA)承認申請・薬機法対応・PMDA対応
PV(ファーマコビジランス)副作用報告・安全性管理
MA(メディカルアフェアーズ)医学的エビデンスの構築・データ発信
CRA/CRC臨床試験の実施支援・モニタリング
品質保証品質管理GMP対応・製造プロセスの評価と改善
学術・アプリケーションスペシャリスト製品トレーニング・社内外への情報提供
マーケティング・営業企画医療従事者への訴求施策・販促企画立案

外資では職種ごとの専門性が明確で、経験や志向に応じたキャリア選択が可能です。

▶ 関連記事:「薬剤師が企業で活躍できる職種一覧

国内とはここが違う!外資系の働き方と役割

外資系企業では、職種ごとの責任範囲が明確で、「自分の裁量で進める」ことが前提の文化があります。たとえば、PV部門であれば一担当者であっても海外本社や現地法人と直接やりとりする機会があります。

  • 日系企業との違い:
    • 指示待ち型より「提案・自律型」が評価される
    • 社内文書や報告に英語が日常的に使われる
    • 働き方は柔軟(フレックス・リモートあり)

また、社歴より成果を重視する文化のため、若手でも成長意欲があれば重要ポジションを任されることも少なくありません。

▶ 関連記事:薬剤師のための外資系製薬 vs 内資系製薬 徹底比較|働き方・年収・キャリアの違いとは?

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Q1. どちらの働き方に惹かれますか?

Q2. 転職で最も重視するのは?

Q3. 英語力や挑戦意欲について教えてください

職種別の具体的な仕事内容とキャリアパス

薬剤師が外資系キャリアを築くステップ例 1. 調剤薬局勤務 (3年) 基礎的な薬剤知識を習得 薬歴管理・服薬指導経験 2. 国内製薬の 学術職へ転職 専門性を深める 企業文化に慣れる ABC TOEIC 3. 英語力・ スキルアップ TOEIC 800点以上 英語論文読解力 専門知識の深化 4. 外資系企業へ転職 (MSL) グローバル環境で活躍 高度な専門性を発揮 英語を日常的に使用 5. マネージャー職 としてキャリア形成 チームリーダーシップ グローバルプロジェクト 戦略的意思決定に関与 キャリアスタート キャリア成熟

外資系企業では、薬剤師のスキルや経験を活かせる職種が多岐にわたります。ここでは、特に薬剤師の適性が高い代表的な職種を3つのカテゴリーに分けて紹介し、それぞれの業務内容とキャリアパスを解説します。

▶ 関連記事:薬剤師の職場はピッチだ!製薬企業の職種をサッカーのポジションで徹底解説

薬事(RA)・品質保証(QA)・PVの業務

■ 薬事(RA:Regulatory Affairs)

  • 仕事内容: 医薬品や医療機器の承認申請、PMDA対応、薬機法に関する資料作成や改訂
  • 特徴: 書類対応や法規制への理解が求められる。社内外との調整力が重要
  • キャリアパス: RA担当 → RAマネージャー → 本社Regulatory Liaison など

▶ 関連記事:薬剤師が薬事(RA)職に転職するには?未経験から目指すキャリアパスと必要スキル

▶ 関連記事:薬剤師が薬事(RA)で年収1,000万円を実現するには?|管理職へのキャリア戦略と転職成功の秘訣

■ 品質保証(QA:Quality Assurance)

  • 仕事内容: GMP遵守の確認、逸脱管理、監査対応、製品の出荷判定
  • 特徴: 技術的知識に加え、細部まで丁寧に取り組む姿勢が評価される
  • キャリアパス: QA担当 → 品質部門責任者 → グローバルQAリーダー など

▶ 関連記事:薬剤師が品質保証(QA)職に転職するには?|品質管理経験を活かすキャリア戦略

▶ 関連記事:【薬剤師×QA職】品質保証で年収1,000万円を目指すキャリア戦略とは?

■ ファーマコビジランス(PV:Pharmacovigilance)

  • 仕事内容: 副作用報告の収集・評価・報告書作成、安全性情報の管理
  • 特徴: グローバルとの連携が多く、英語力が活きる
  • キャリアパス: PV担当 → シニアPV → グローバルPVスペシャリスト

▶ 関連記事:薬剤師がPV(安全性情報)職に転職するには?未経験から目指すための準備とスキル

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臨床開発(CRA・CRC)・MA・MSLなどの医療系職種

■ CRA(臨床開発モニター)・CRC(治験コーディネーター)

  • 仕事内容: 臨床試験の進行管理(CRA)や被験者対応・記録補助(CRC)
  • 特徴: CRAは出張が多く、英語文書も扱うためグローバル対応力が重要
  • キャリアパス: CRA → プロジェクトリーダー → 開発部門マネージャー

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■ MA(メディカルアフェアーズ)

  • 仕事内容: 医学的エビデンスをもとに社外発信、KOL対応、講演会資料作成
  • 特徴: 論文や臨床研究への理解が求められる。医師との折衝も多い
  • キャリアパス: MA担当 → MAリーダー → メディカルディレクター

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■ MSL(メディカル・サイエンス・リエゾン)

  • 仕事内容: 医療従事者との学術交流、製品に関するエビデンスの提供
  • 特徴: 高い専門性+コミュニケーション力が必要
  • キャリアパス: MSL → シニアMSL → グローバルMSL/MA部門統括

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学術・マーケティング・アプリケーションスペシャリスト

■ 学術担当

  • 仕事内容: 医薬品・機器の解説資料作成、営業や医療従事者への学術サポート
  • 特徴: プレゼン力と社内外調整能力が求められる
  • キャリアパス: 学術 → トレーニングマネージャー → マーケティング連携職

▶ 関連記事:未経験から学術職へ転職できる?薬剤師が製薬企業の“裏方”で活躍する方法とは

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■ マーケティング/メディカルマーケティング

  • 仕事内容: 市場分析・KOL戦略・製品プロモーション企画
  • 特徴: 医療知識+マーケ思考が活きる領域。薬剤師ならではの説得力が強み
  • キャリアパス: マーケティング担当 → ブランドマネージャー → BUヘッド

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■ アプリケーションスペシャリスト(AS)

  • 仕事内容: 医療機器の導入・トレーニング、技術的な問い合わせ対応
  • 特徴: 臨床現場との連携が多く、医療従事者の“理解者”としての役割も
  • キャリアパス: AS → チームリーダー → グローバル製品戦略へ展開も可能

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必要なスキルと適性|英語力だけじゃない?

実際の現場で求められるスキル(英語・論理力・対話力など)

外資系企業と聞くと「英語が話せないと無理そう…」と思う方も多いかもしれません。確かに英語力は重要ですが、それ以上に**現場で求められるのは“伝える力”と“論理的思考力”**です。

たとえば:

  • 英語スキル:資料読解やメール・会議対応に必要(TOEICで言えば600~730以上が目安)
  • 論理的思考力:課題の本質をとらえ、相手に“Why”を説明する力
  • コミュニケーション力:国籍や背景の異なるメンバーとの協働には「対話しながら理解を深める姿勢」が不可欠
  • プレゼン・資料作成スキル:根拠に基づいた主張を、わかりやすくアウトプットできることも評価されます

むしろ「完璧な英語」よりも、「伝えようとする意志」と「業務の文脈を理解しようとする姿勢」が重視されるのが現実です。

▶ 関連記事:英語が苦手な薬剤師でも外資系に転職できる?不安を乗り越える5つの対策と実例紹介

こんな人が向いている!外資系薬剤師の特徴とは

実際に現場で活躍している薬剤師に共通するのは、スキルよりも“マインド”の部分です。以下のような特徴がある方は、外資系の職場にフィットしやすい傾向があります。

  • 主体的に動くのが好き(「指示待ち」より「自ら提案」)
  • 多様な考え方を受け入れられる(違いを楽しめる柔軟さ)
  • 成果で評価されたいタイプ(年功序列より実力主義が合う)
  • 「なぜ?」を考えるのがクセになっている(論理的な会話が苦でない)

また、「一人ひとりがプロフェッショナル」として自立している文化のため、“自分の意見”を持ち、建設的に対話できる人材が求められています。

とはいえ、すべてを最初から備えている必要はありません。今の職場で「少し物足りない」と感じている方こそ、外資系という環境が次のステージになるかもしれません。

▶ 関連記事:外資系に向いている薬剤師・向かない薬剤師の特徴|自己分析のポイント

転職のリアル|年収・評価制度・働きやすさ

日系企業と外資系企業の働き方・文化の違い 日系企業 外資系企業 評価基準 年功序列 勤続年数重視 成果主義 KPI評価 英語使用 × ほぼ不要 日常的に使用あり 服装 スーツ中心 オフィスカジュアルも可 上下関係 明確な上下関係 フラットで 話しやすい 会話言語 日本語のみ 日本語+英語混在

年収の相場と上がり方(100万円以上アップも)

外資系製薬・医療機器企業への転職では、年収100万円以上アップは珍しくありません。実際、筆者自身も年収を120万円アップさせた経験があります。

外資系での年収は以下のような要素で決まります:

  • 職種・ポジション(初任年収):RAやMAなど専門性の高い職種は年収が高め
  • 英語力・グローバル対応経験:TOEICスコアや実務での英語使用経験が影響
  • 交渉力:オファー面談時に自分の市場価値を伝えられるかどうか

特に「薬剤師としての現場経験×語学対応」や「品質管理・薬事などの専門性」が評価されるポジションでは、年収600万〜800万円スタートというケースもあります。

▶ 関連記事:薬剤師におすすめの転職サイト&エージェント10選|企業・外資系転職で後悔しない選び方ガイド

働き方の違いと外資ならではのメリット・注意点

外資系企業の魅力は年収だけではありません。働き方の「自由度」と「成果重視の文化」も、多くの薬剤師にとって大きなメリットです。

メリット:

  • リモート勤務・フレックス制度が整っている
    → 家族や育児との両立にも向いている
  • 「なぜこの業務をするのか?」が常に明確
    → 無駄な会議や形式的な業務が少ない
  • 上司との距離が近く、フラットな評価
    → 実力と成果で公平に評価される

注意点:

  • 成果主義ゆえに“指示待ち型”には厳しい
    → 自走力がないとプレッシャーに感じる場面も
  • 英語・マルチカルチャー環境への慣れが必要
    → 不安がある方は、準備期間やサポート体制のある企業を選ぶのがコツ

「転職してからギャップを感じたくない…」という方は、以下の記事でリアルな体験談やデメリットもあわせて確認しておくと安心です。

▶ 関連記事:薬剤師が外資系転職するメリット・デメリットとは?後悔しない判断ポイントを解説

平均年収の目安|職種別・企業規模別の違い

外資系製薬企業の年収ガイド 職種別・企業規模別の違いと年収アップの秘訣 職種別 年収レンジ(一般職) MSL(メディカル) CRA(臨床開発) アプリケーションSP RA(薬事) QA(品質保証) PV(安全性情報) 一般職 vs マネージャー職 年収比較 職種 一般職年収 マネージャー職年収 MSL 700〜1100万円 1100〜1400万円 RA 550〜850万円 900〜1200万円 アプリケーションSP 550〜900万円 900〜1150万円 QA 500〜800万円 850〜1100万円 マネージャーになると、一気に100〜300万円以上の昇給が可能 内資系 vs 外資系の年収システム比較 内資系企業 外資系企業 • 年功序列中心 • 昇進速度:緩やか • 年収上昇:年1〜3万円程度 • ボーナス:固定率が一般的 • 成果主義がベース • 昇進速度:数年でマネージャーも可能 • 年収上昇:昇進で100万単位のアップも • 報酬制度:成果+インセンティブ制 年収アップの3つの要因と転職戦略 英語力 TOEIC700点以上で 市場価値アップ 明確な評価制度 KPI・MBOによる 数値目標での評価 転職戦略 同職種で別企業に移ると +100〜200万円も 転職事例: 病院薬剤師 → 外資MSL(30代) 年収アップ:+330万円 医師とのやり取りや学会発表経験が高評価につながる

外資系企業では職種によって求められるスキル・責任範囲が異なるため、年収レンジにも幅があります。

職種想定年収レンジ(一般職)備考
RA(薬事)550〜850万円英語+法規制対応スキルが鍵
QA(品質保証)500〜800万円GMP知識+報告書作成力が必須
PV(安全性情報)500〜750万円グローバルとの連携が年収に反映
CRA(臨床開発)600〜900万円フィールド活動+英語文書力が求められる
MSL(メディカル)700〜1100万円最も高年収が期待できる職種の一つ
アプリケーションSP550〜900万円医療機器分野の専門知識が高評価

企業規模が大きく、グローバル連携が多い企業ほど年収が高くなる傾向にあります。

▶ 関連記事:薬剤師の外資系製薬企業は本当に稼げる?年収・福利厚生を日系と徹底比較

【参考】マネージャー職での年収レンジ一覧

同じ職種でも、マネージャー職になることで年収が大きく跳ね上がります。

職種一般職年収マネージャー職年収特徴
RA550〜850万900〜1200万戦略的判断・本社連携が増加
QA500〜800万850〜1100万複数製品・チームマネジメント
PV500〜750万800〜1000万グローバルとの責任調整
MSL700〜1100万1100〜1400万メディカル戦略・講演登壇も担当
学術550〜900万900〜1150万営業+技術教育の部門統括

マネージャーになると、一気に100〜300万円以上の昇給が見込めるケースもあります。

▶ 関連記事:薬剤師×外資系管理職で年収1,000万を実現するには?|求人の探し方と転職戦略を公開

内資系との比較で見える「収入の伸び幅」

比較項目内資系企業外資系企業
昇給制度年功序列中心成果主義がベース
昇進スピード緩やか数年でマネージャーも可能
報酬制度年2回ボーナス固定成果+インセンティブ制
年収上昇幅年1回数千円〜1万円昇進で100万単位のアップも
転職時の待遇横並び年収+役職の上積みが一般的

外資系では、「成果を上げる=即昇給・昇進」という構図が明確で、個人の行動が年収に直結しやすい環境です。

▶ 関連記事:薬剤師のための外資系製薬 vs 内資系製薬 徹底比較|働き方・年収・キャリアの違いとは?

年収が上がる理由|英語力・評価制度・成果主義

【英語力=市場価値】

英語対応ができる薬剤師は希少性が高く、TOEIC700点以上が応募要件になるケースも増加中。

【評価制度が“明文化”されている】

KPIやMBOによる数値目標での評価が主流。年功・在籍年数に依存せず、成果次第で20代でも年収800万円超も可能。

【昇進による“ジャンプアップ”】

ポジションが変わることで年収が大きく上がる(例:MSL → MAマネージャーで+300万円など)。

▶ 関連記事:企業で活躍する薬剤師に必要なスキルとは?英語力・コミュニケーション能力・専門知識を徹底解説

実際の年収アップ事例(100万〜200万円の上昇例)

Case1:調剤薬局 → 外資RA(30代)

転職前:年収450万円 → 転職後:620万円(+170万円)

英語資格と研修経験を活かして未経験転職。2年後に管理職へ昇進。

Case2:病院薬剤師 → 外資MSL(30代)

転職前:年収520万円 → 転職後:850万円(+330万円)

医師とのやり取りや学会発表経験が高評価につながる。

Case3:品質管理 → QAマネージャー(40代)

転職前:年収600万円 → 転職後:950万円(+350万円)

グローバル連携経験・英語での品質文書対応が決め手に。

▶ 関連記事:薬剤師の給料に不満?企業転職で年収アップを実現する方法

年収をさらに伸ばす“転職という選択肢”

外資系企業では、年収アップを狙う手段として**「転職」が非常に一般的**です。

  • 同じ職種で別企業に移るだけで、+100〜200万円の提示があるケースも
  • 成果や昇格のチャンスが頭打ちになったら「会社ごと変える」のが自然
  • “転職を前提にしたキャリア戦略”が文化として根付いている

年収アップ=昇進だけではない。

外資系では、転職そのものがキャリア加速の仕組みになっています。

▶ 関連記事:薬剤師の外資系企業転職に強い転職エージェント5選【英語×キャリアアップ】

年収交渉のポイントと注意点

  • 転職エージェントを介した交渉が基本
     → 企業との“調整役”になり、待遇改善の確率が上がる
  • 希望年収は「根拠をもって」提示
     → 実績、スキル、TOEIC、マネジメント経験などを整理
  • 年俸+インセンティブで構成されるケースが多い
     → ボーナス制度がない分、変動報酬を見落とさないこと
  • 福利厚生・退職金の有無も確認する
     → 表面的な年収額だけでなく「総報酬」で判断

▶ 関連記事:薬剤師のための外資系転職・年収交渉術|オファー提示後に差がつく3つの戦略

あなたの市場価値、今どれくらいか知っていますか?

「転職はまだ先」と考えている人こそ、**今の自分が“どのくらい評価されるのか”**を知っておく価値があります。

外資系転職に強いエージェントなら、あなたの年収ポテンシャルと最適な職種・企業を診断してくれます。

▶ 関連記事:履歴書・職務経歴書の添削OK!薬剤師向け転職エージェントおすすめ3選【初めての企業転職も安心】

▶ 関連記事:【体験談】30代薬剤師がキャリアチェンジ|製薬→外資系医療機器で年収100万円UP

まとめ|不安な人が最初にやるべきこと

エージェント活用のすすめ

外資系企業への転職は、日系とは求人情報の流通ルートや選考の進み方が異なります。だからこそ、信頼できる転職エージェントの活用が最初の一歩としておすすめです。

  • 非公開求人が多い外資系では、エージェントを通じてしか出会えない企業も多数
  • 英文履歴書の添削や英語面接の模擬練習など、サポート内容が専門的
  • あなたの希望に合った企業・職種のマッチングが可能

特に、外資系に強い薬剤師特化型エージェントは「社風」「働き方」まで熟知しているため、カルチャーギャップでの失敗を防ぐ手助けにもなります。

▶ 関連記事:薬剤師におすすめの転職サイト&エージェント10選|企業・外資系転職で後悔しない選び方ガイド

情報収集のステップと次の行動

「気になるけど、まだ一歩踏み出せない…」そんな方こそ、以下のステップで少しずつ動き出すのが成功への近道です。

  1. どんな企業・職種があるのかを把握する(→職種一覧をチェック)
  2. 自分に合った働き方・社風を考える(→日系との違いを比較)
  3. 英文履歴書や英語面接への準備を始める
  4. 転職エージェントに無料相談して、具体的な選択肢を知る

転職活動に「完璧な準備」は不要です。「自分に合いそうか?」を知るための行動から始めてみることで、少しずつ視野が広がります。

不安がある方こそ、こちらのガイドで全体像を把握してみてください。

▶ 関連記事:薬剤師が外資系に転職するための5ステップ|後悔しない準備と成功の流れ

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ここまで読んでくださってありがとうございます。 私自身も「このままでいいのかな」と悩んだ末、3度の転身を経験しました。 キャリアに悩む薬剤師の方に、少しでもヒントや気づきを届けられたら嬉しいです。

キャリアの次の一歩に、確かな選択肢を。

「企業転職に興味はあるけど、何から始めたらいいか分からない」
そんな薬剤師の方へ。

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