薬剤師の企業転職ロードマップ|初めてでも安心できる8つのステップガイド

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筆者プロフィール|ラクダ(外資系薬剤師 × FP)

「このままでいいのかな」と悩んだ末に転職した薬剤師、ラクダです。

製薬・医療機器・ドラッグストアの3業界を経験し、現在は外資系企業で8年以上勤務。

転職で年収100万円以上UP、家庭と両立しながら柔軟な働き方を実現しました。

同じようにキャリアに迷う薬剤師の方に、リアルな体験や情報をお届けしています。

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「薬剤師のキャリアって、病院か薬局しかないの?」──そんな疑問から、企業転職を考え始めたあなたへ。このページでは、薬剤師が企業に転職するまでの流れを“8つのステップ”でわかりやすく整理。初めての人でも安心して進められるよう、各段階ごとに必要な情報とコンテンツをリンク付きでご紹介しています。あなたのペースで、理想のキャリアを描いてみませんか?

Contents
  1. 薬剤師の企業転職は“8ステップ”で進められる
  2. ①気づきフェーズ|まずは「選択肢を知る」ところから
  3. ②情報収集フェーズ|職種・年収・適性を調べる
  4. ③比較検討フェーズ|エージェントやサイトを選ぶ
  5. ④登録・相談フェーズ|キャリア相談と初回面談
  6. ⑤応募・面接フェーズ|書類と面接の準備を始めよう
  7. ⑥内定・条件交渉フェーズ|納得できるオファーにするには
  8. ⑦入社準備フェーズ|不安と期待の整理
  9. ⑧初出勤・定着フェーズ|ここからが新しいスタート
  10. あなたの転職ステップ、ここから始まる。
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薬剤師の企業転職は“8ステップ”で進められる

「企業に転職するなんて、自分にはハードルが高いかも…」

そんな不安を抱えている薬剤師は少なくありません。

でも実際には、薬剤師が企業に転職する流れは“8つのステップ”に整理できます。

段階を踏めば、初めてでも確実に前に進むことができるのです。

今、企業で働く薬剤師が増えている理由

近年、病院や薬局から企業へのキャリアチェンジを選ぶ薬剤師が増えています。

その背景には、以下のような要因があります:

  • 将来への漠然とした不安(年収や働き方の限界)
  • スキルを活かした新しい挑戦がしたいという意欲
  • 育児・介護などとの両立を見据えたライフスタイルの再構築

特に20代後半〜40代の薬剤師にとって、企業転職は「キャリアの選択肢を広げる手段」として注目されています。

企業転職で得られるメリット・注意点

企業で働くことで得られるメリットは多くあります:

  • 年収の上昇:役職・専門性に応じて年収800万円〜1,200万円超の可能性も
  • 明確なキャリアパス:MR→MA→管理職…といったステップアップが見える
  • 働き方の多様性:在宅勤務・フレックス制度など、柔軟な就業環境

一方で、注意すべき点もあります:

  • 企業文化への適応力が求められる(チームプレー、スピード感、報連相など)
  • 専門外の知識も必要になる(英語・ITツール・統計リテラシーなど)
  • “薬剤師免許”が武器になるとは限らないポジションもある

だからこそ、自分に合った企業職種を知り、段階を踏んで準備することが大切なのです。

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①気づきフェーズ|まずは「選択肢を知る」ところから

「薬剤師のキャリアって、病院か薬局しかないと思っていた…」

そんなふうに感じていた方が、ふとしたきっかけで“企業で働く薬剤師”の存在を知る。

これが、多くの転職ストーリーの“始まり”です。

SNSの投稿、YouTubeの転職体験談、あるいはX(旧Twitter)で流れてきた情報。

あなたのキャリア観が広がる「きっかけ」は、日常の中に潜んでいます。

「企業薬剤師ってどんな仕事?」と気づく瞬間

このフェーズでは、まず以下のような“問い”が芽生え始めます:

  • 「製薬会社で働く薬剤師って、具体的に何してるの?」
  • 「MRってよく聞くけど、それ以外にも仕事があるの?」
  • 「企業に行くと、本当に年収は上がるの?」

この段階では、細かいことよりもまず“選択肢があること”を知ることが大切。

自分の中に「企業薬剤師」というキーワードが生まれた瞬間が、キャリア転機のスタート地点になります。

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「知っただけ」で終わらせず、次のステップへ進むための情報収集をはじめましょう。

②情報収集フェーズ|職種・年収・適性を調べる

「企業で働いてみたい」と思ったあなたが、次に考えるのはこうした疑問ではないでしょうか?

  • 「自分に合った職種って、どれだろう?」
  • 「年収は今より上がる?どのくらいの差があるの?」
  • 「未経験からでも目指せるポジションはあるのかな?」

このフェーズでは、“感覚”から“理解”へと認識を深めていくことが大切です。

単なる職種の羅列ではなく、「自分にフィットする仕事はどこか?」という視点で調べていきましょう。

「自分に合った職種ってどれ?」という疑問に向き合う

製薬企業には、想像以上に多様な職種があります。

例えば、営業のMRだけでなく、研究・薬事・安全性・メディカルアフェアーズなど――

その一つひとつが、専門性や求められるスキル、活躍できる人のタイプが異なります。

だからこそ、「自分の強みをどう活かせるか」を考えながら職種を比較することが、転職の第一歩になります。

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情報収集は、自分の可能性を「知る」時間です。

③比較検討フェーズ|エージェントやサイトを選ぶ

「自分に合った企業職種が少し見えてきた…」

次のステップは、信頼できる転職エージェントや求人サイトを選ぶことです。

薬剤師専門の転職サービスは数多くありますが、「どこも似たように見えて決めきれない」「企業求人の強さに差があるって本当?」といった不安や疑問を持つ方も多いでしょう。

このフェーズでは、“求人の質・企業への強さ・サポート内容”という3軸でエージェントを比較検討することが重要です。

どの転職エージェントが企業求人に強い?

調剤薬局・病院系に強いエージェントと、企業求人に強いエージェントは完全に別物。

企業転職を目指す薬剤師にとっては、次のポイントを満たしているかが選定の基準になります:

  • 製薬・医療機器・CROなど企業求人の掲載数とバリエーション
  • MSL・薬事・PVなど職種ごとの専門支援
  • 履歴書添削・英語面接対策など企業転職特化のサポート
  • ハイクラス層対応の有無(年収600万円〜1,000万円以上)

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POINT:あなたの“キャリアの方向性”に合うエージェントを選ぶ

単に求人の数で選ぶのではなく、

「自分の希望職種に詳しい」「書類や面接サポートがある」

など、“目的と相性”で選ぶことが、転職成功への近道になります。

④登録・相談フェーズ|キャリア相談と初回面談

「企業で働きたいけど、どんな職種がいいのかはっきりしない」

「そもそも自分のキャリアに自信がない…」

そんな状態でも、遠慮なくエージェントに相談してOKです。

このフェーズは、完璧な志望動機や希望条件を持っていなくても問題ありません。

むしろ、転職エージェントは「希望を言語化できない人」のために存在しています。

まだ希望が明確でなくても相談できる?

まだ希望が明確でなくても相談できる?

答えは「YES」です。

企業転職を初めて検討する薬剤師の多くは、

「製薬会社で何ができるの?」「営業(MR)以外の職種って?」と、

モヤモヤした状態で登録しています。

初回面談では、以下のようなサポートを受けられます:

  • これまでのキャリアの棚卸し(履歴書・職務経歴書の作成支援)
  • 企業職種の適性診断
  • これからのキャリアパスの可能性提案

不安な気持ちを整理しながら、“自分だけの道”を見つけていくための第一歩です。

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POINT:書類作成や自己PRに自信がなくても、プロの支援があるから大丈夫

⑤応募・面接フェーズ|書類と面接の準備を始めよう

企業転職における面接は、調剤薬局や病院の面接と少し勝手が違います。

「志望動機がうまく言えない」「英語の面接って何を聞かれるの?」と、ここで足踏みする薬剤師は少なくありません。

でも大丈夫。このフェーズでは、**“伝え方の構造化”と“準備ツールの活用”**が鍵になります。

「なぜ企業に行きたいか?」をうまく話すには

企業側が見ているのは、「なぜ薬局や病院ではなく企業なのか?」という納得感ある理由。

そのためには以下の2点を整理することが大切です:

  • きっかけ:現職で感じた課題や限界
  • 未来志向:企業でどう貢献したいか、自分の成長イメージ

特に、「その企業でなければいけない理由」や「職種選択の根拠」があると説得力が増します。

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英語面接の不安はどう乗り越える?

「Readingは得意だけど、Speakingは不安…」という薬剤師も多いはず。

特に外資系企業やグローバル部門のポジションでは、英語の質問に答える場面も出てきます。

対策のコツは、「丸暗記」よりも「自分のエピソードを英語で話す練習」。

プロのネイティブ講師との模擬面接が圧倒的に効果的です。

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POINT:書類・面接対策は「独学」より「戦略的にプロを活用」

⑥内定・条件交渉フェーズ|納得できるオファーにするには

ついに企業からの内定オファーが届いた。

けれど──

「この条件、妥当なのかな?」

「年収交渉してもいいの?角が立たない?」

「退職、どうやって切り出そう…」

内定後は嬉しさと同時に、不安や迷いが一気に押し寄せるフェーズです。

このステップで大切なのは、感情に流されず“冷静に交渉・準備”すること。

年収交渉の考え方/伝え方

年収交渉は、「わがまま」ではなくプロとしての対話です。

特に薬剤師は専門職としての市場価値が高いため、

提示された条件に疑問があれば、理由ある交渉は当然の権利。

ポイントは:

  • 過去の実績や業務経験を根拠にする
  • 「いくら欲しいか」より「なぜその金額が妥当か」を明示する
  • 交渉の言葉は、誠実さを大切に(例:「検討の余地があればご相談させていただきたい」)

交渉に不安がある場合は、エージェントが代行してくれるケースも。

プロの力を借りて納得感ある条件を勝ち取りましょう。

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辞める時の手続きや伝え方のマナー

「辞めます」と言い出すのは、誰にとっても緊張の瞬間。

でも、きちんとした段取りとマナーを守れば、円満退職は可能です。

意識しておきたいステップ:

  • 就業規則で「退職の申し出時期」を確認
  • 直属の上司に“まず相談”の形で伝える
  • 書面(退職届)の提出時期とフォーマットにも配慮
  • 引き継ぎや後任への対応も、誠実さを忘れずに

また、「辞めたいけど伝えづらい…」という方には、退職代行の選択肢もありますが、

本記事では自分の言葉で伝えることを推奨しています。

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POINT:内定後は“判断力”と“対話力”が問われるフェーズ

企業選びや交渉、退職準備など、重要な選択が集中するこのタイミングでは、

焦らず、冷静に情報を整理することがカギです。

「オファー内容をどう見ればいいか分からない」

「一人で判断するのが不安」

そんなときは、薬剤師専門のエージェントが大きな支えになります。

条件交渉・退職準備・入社調整まで、プロの伴走支援をぜひ活用しましょう。

⑦入社準備フェーズ|不安と期待の整理

内定を承諾し、いよいよ新しい職場への第一歩が近づいてくると、

多くの薬剤師が抱えるのが「楽しみ」と「不安」が入り混じるこのタイミング。

「新しい職場に馴染めるかな…」

「準備に抜け漏れがないか不安」

「どんな人たちと働くんだろう?」

ここでは、そんな**“入社前あるある”のモヤモヤ**を少しでも軽くし、

安心して初出勤を迎えるためのポイントを整理していきましょう。

初出勤前にやっておくべきこと

入社前のチェックポイントは、精神面と実務面の両方があります。

【実務的な準備】

  • 入社書類の提出(提出期限・内容の再確認)
  • 健康診断結果やマイナンバー書類の準備
  • 出勤初日の集合場所や時間、服装、持ち物の確認

【気持ちの整理】

  • これまでのキャリアの棚卸し
  • 「どんなスタンスで働きたいか」軽く言語化しておく
  • 不安なことは事前にエージェントや人事に相談しておくのもアリ

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新しい職場に馴染むための準備

企業文化は、病院や薬局とは空気感がまったく異なります。

馴染むためのポイントは「観察力・柔軟性・ひと呼吸」。

【企業職場でのソフトスキル】

  • いきなり発言より、“空気を読む”意識でスタート
  • 同僚の名前を覚える、部署構成を理解する
  • SlackやTeamsなど、ツールに慣れる努力も必要

【心構えとして】

  • “完璧を目指さない”ことが、むしろ信頼を得るコツ
  • わからないことは、早めに素直に聞く勇気を持つ

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POINT:不安があるのは当たり前。でも、それは“準備できること”

このフェーズでは、不安をゼロにすることではなく、「少しでも減らすための準備をしておくこと」が最も重要です。

「こうしておけばよかった…」とならないように、今できる範囲で備えておけば、出社初日を安心して迎えられます。

そして忘れないでください。

あなたを選んだのは企業の方です。

あとは、あなたらしくスタートするだけです。

⑧初出勤・定着フェーズ|ここからが新しいスタート

入社初日。

名刺を受け取り、PCをセットアップし、社内の人に挨拶。

いよいよ“企業薬剤師”としての新たなキャリアが始まります。

とはいえ、この時期こそが本当のスタート地点。

新しい環境に飛び込んだからこそ生まれる不安や違和感もあるはずです。

「本当にこの道でよかったのかな…?」

「慣れるまで、あとどれくらいかかるんだろう…」

そんな時こそ、焦らず、自分なりの“順応ペース”を尊重してあげることが大切です。

「やっぱり企業に来てよかった」と思えるように

最初の1〜2ヶ月は、“慣れないことに耐える時期”。

その中でも、少しでも前向きに感じられるポイントを見つけられると、定着しやすくなります。

たとえば:

  • 業務マニュアルやOJTの丁寧さに感動
  • メール文化やSlackでのやりとりが新鮮
  • 自分のスキルが評価されたり、「助かった」と言ってもらえた瞬間

小さな達成感や感謝を、自分でちゃんと受け取ること。

それが「企業に来てよかった」と思える感覚につながります。

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初期の悩みを誰に相談すればいい?

慣れない業務、社内文化、コミュニケーションの壁…。

そんな中で、「自分だけ浮いているのでは?」と感じる人も少なくありません。

でも安心してください。“最初の壁”は、誰にでも訪れるものです。

乗り越えるポイントは:

  • 直属の上司や先輩に、小さな疑問でも聞く勇気を持つ
  • 「自分のせい」と思い込まず、環境の変化を正しく受け止める
  • 外部のキャリア相談サービスをうまく活用して、第三者視点を取り入れる

特に、企業転職に詳しい転職エージェントやキャリアカウンセラーは、

現場で言いづらいことも含めて冷静に整理してくれる存在です。

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POINT:転職成功は「入社」ではなく「定着」で決まる

入社がゴールではありません。

1ヶ月後、半年後、1年後に「自分の選択は正しかった」と思えるかどうかが、本当の意味での成功です。

  • 不安を我慢しすぎない
  • 焦らず、自分のペースで成長していく
  • 必要なら、社内外のサポートを活用する

そうして積み重ねた“定着の実感”が、

企業薬剤師としての自信とキャリアの土台になっていきます。

あなたの転職ステップ、ここから始まる。

薬剤師が企業に転職する道のりは、情報も多く、少し複雑に感じるかもしれません。

でも大丈夫。転職活動は“段階”で考えれば、ひとつひとつ明確に動けます。

  • 「何から始めればいいか分からない」
  • 「今の自分に必要なことを知りたい」
  • 「いきなり応募は怖いけど、キャリア相談はしてみたい」

そんなあなたのために、今のフェーズに合わせたステップ診断や相談先ガイドをご用意しました。

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迷ったときは、このページに戻ってきてください。

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ラクダ(外資系薬剤師×FP×国際唎酒師)
ラクダ(外資系薬剤師×FP×国際唎酒師)
外資系企業で働く薬剤師
ここまで読んでくださってありがとうございます。 私自身も「このままでいいのかな」と悩んだ末、3度の転職を経験しました。 キャリアに悩む薬剤師の方に、少しでもヒントや気づきを届けられたら嬉しいです。

キャリアの次の一歩に、確かな選択肢を。

「企業転職に興味はあるけど、何から始めたらいいか分からない」
そんな薬剤師の方へ。

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