薬剤師の海外就職ロードマップ|国別資格・英語力・年収を徹底比較

「海外で薬剤師として働きたいけど、何から始めれば…?」——そんな悩みを解消します。米・加・豪・英では平均年収が日本の1.3〜2倍と言われ、グローバルキャリアを選ぶ薬剤師が増加中。しかし国ごとに資格試験、TOEFL/IELTSスコア、就労ビザ要件が大きく異なり、情報収集だけで挫折する人も。本記事では外資系医療機器企業で8年勤務する筆者が、①国別の資格取得&英語要件を表で比較 ②就職活動を成功させる5ステップ ③年収・生活費のリアルを解説。読み終えた頃には、あなた専用の“海外就職To‑Doリスト”が完成します。
海外で薬剤師が求められる理由とメリット
「海外で薬剤師って、そもそも需要あるの?」と疑問に思う方も多いかもしれません。
しかし実際には、日本の薬剤師が持つ正確さ・真面目さ・チーム医療経験は、国際的に高く評価されています。
特に近年は、高齢化や慢性疾患の増加、医療アクセスの地域格差により、薬剤師の役割は世界的に広がっています。
さらに、英語圏では臨床判断力・服薬管理能力が高い薬剤師が不足しており、
「即戦力」としての採用枠を設ける国も増加中です。
経済的な面でも、日本より1.3〜2倍の年収を得られる国が多く、キャリアアップの選択肢として十分に現実的です。
→関連記事リンク案:『薬剤師 グローバルキャリアの魅力』
世界の薬剤師需給ギャップと年収統計
たとえばアメリカでは、薬剤師1人あたりの患者数が急増しており、
米国労働統計局(BLS)によると、2022年時点で約11,000人の薬剤師が不足していると報告されています。
一方、オーストラリアやカナダでも、地方都市を中心に薬剤師の供給が追いついておらず、移民政策で補完している状況です。
このような需給ギャップの裏付けがあるからこそ、日本の薬剤師が活躍できるチャンスがあります。
加えて、アメリカの薬剤師の平均年収は約13万ドル(約1,950万円)、
オーストラリアでも**約10万豪ドル(約1,000万円)**と、日本国内平均の約1.5倍以上。
金銭的メリットを重視する方にとっても、大きな魅力といえるでしょう。
【「やっぱり気になる薬剤師の年収。」】
年収が上がりにくい理由と、転職・昇進・副業という“年収アップの三本柱”を、薬剤師×FPの視点でやさしく解説。将来に向けて収入を見直したい方は、ぜひ参考にしてください。
キャリアアップ・英語力向上・国際貢献の3軸メリット
金銭面以外にも、**海外就職には“3つの成長軸”**があります。
- キャリアアップ
– 臨床薬剤師・研究・教育など、日本では少ないポジションに就けるチャンス - 英語力の実用化
– 医療現場での実務英語が身につき、どの国でも通用するスキルに - 国際貢献・視野拡大
– 多様な患者・文化背景に触れることで、医療人としての視野が広がる
また、帰国後も「海外経験あり薬剤師」として外資系製薬・グローバル展開企業への転職で優遇されることが多く、
中長期的に見ても、国内外でのキャリア形成に有利です。
「海外で働く」は、一部のエリート薬剤師だけの選択肢ではありません。
正しい情報と準備があれば、誰にでも現実的に目指せる道です。
次章では、実際にどの国で、どんな条件が求められるのかを比較表でわかりやすく解説します。
【キャリアを広げたい薬剤師のために、代表的な5つのキャリアアップルートを実例つきで解説】
必要なスキルや年収に加え、FP視点で見た「投資効率の良い成長戦略」も紹介しています。将来の選択肢を整理したい方は、まずこちらをチェックしてください。
薬剤師キャリアアップ完全ガイド|5ルート・実例・投資効率まで網羅
国別比較表|資格取得フロー・英語力・年収
「どの国が自分に合っているのか分からない」
海外就職を考え始めた薬剤師にとって、国ごとの違いを一目で把握できる情報は不可欠です。
特に重要なのが、①資格取得までのステップ、②必要な英語スコア、③現地の平均年収。
ここでは、**主要な英語圏4カ国(アメリカ、カナダ、オーストラリア、イギリス)**について、
それぞれの資格制度・英語要件・年収相場をH3ごとにわかりやすく解説します。
→関連記事リンク案:『FPGEC / KAPS 合格体験記』
アメリカ:FPGEC+TOEFL iBT 93+NAPLEX
アメリカで薬剤師として働くには、日本の資格をそのまま使うことはできません。
FPGEC(外国薬剤師卒業者評価委員会)認定+TOEFL iBT 93点以上+NAPLEX合格が必要です。
- 資格取得の流れ:FPGEC申請 → TOEFL → インターン(約1,500時間)→ NAPLEX受験
- 英語要件:TOEFL iBT 総合93点以上(Reading 21 / Listening 18 / Speaking 26 / Writing 24 以上が目安)
- 平均年収:約13万ドル(約1,950万円)※都市部は高め
試験・書類準備・インターン確保などハードルは高めですが、年収・キャリアの上限も最も高い国です。
カナダ:PEBC+IELTS 7.0
カナダではPEBC(Pharmacy Examining Board of Canada)による複数の試験に合格する必要があります。
事前評価から始まり、筆記・実技(OSCE)まで段階的に進む設計です。
- 資格取得の流れ:Document Evaluation → Evaluating Exam → Qualifying Exam(Part I/II)
- 英語要件:IELTS Academic 総合7.0(各セクション6.5〜7.0)以上が推奨
- 平均年収:約9万カナダドル(約950万円)
試験費用と滞在費がかかるため、ワーキングホリデーや永住権取得と並行での戦略が有効です。
オーストラリア:KAPS+OET B
オーストラリアで薬剤師として働くには、KAPS試験合格とOET(医療英語)のBグレード取得が必要です。
評価機関はAPC(Australian Pharmacy Council)で、比較的日本人にも親和性のある制度設計です。
- 資格取得の流れ:KAPS合格 → 英語試験(OET B)→ インターン登録 → 実務(約1,800時間)→ AHPRA登録
- 英語要件:OET B以上(IELTS7.0に相当)
- 平均年収:約10万豪ドル(約1,000万円)
OETは医療分野特化の英語試験なので、TOEFLが苦手な人には有利な選択肢です。
イギリス:OSPAP+IELTS 7.0
イギリスは、海外薬剤師向け再教育課程「OSPAP」1年の修了が必要で、大学での再履修が前提です。
その後に実務実習とGPhC(General Pharmaceutical Council)の登録が必要になります。
- 資格取得の流れ:OSPAP入学 → 1年履修 → 実務研修1年 → GPhC試験合格
- 英語要件:IELTS Academic 総合7.0以上(Writing 6.5以上必須)
- 平均年収:約3.6万〜4.5万ポンド(約800〜1,000万円)
学生ビザが必要で学費も高額ですが、イギリスでの就労経験はEU圏での転職にも有利です。
このように、国によって必要な試験・英語力・年収が大きく異なります。
日本の薬剤師資格は海外でも使える? 薬剤師資格を活かせる国を紹介
「せっかく取得した日本の薬剤師資格、海外では無効になってしまうの?」
そんな不安を抱える方は多いかもしれません。実際、日本の薬剤師資格を“そのまま”使える国はほとんどありません。
しかし、条件付きで活用できたり、一定の免除が認められる国は存在します。
ここでは、日本の薬剤師資格をベースにキャリア展開がしやすい主要国を中心に、
どのような活かし方ができるのか、制度の違いを整理してお伝えします。
単なる「互換性」ではなく、「どの程度スムーズに再取得できるか」がカギです。
薬剤師資格を“前提として評価”してくれる国
日本の薬剤師資格を持っていることで、一定の学歴・実務経験の証明と見なされ、
申請や再教育課程の免除条件として評価される国があります。
たとえば:
- アメリカ
→FPGECの申請において、日本の薬学6年制卒業+登録証明書が評価対象に。 - カナダ
→PEBCの書類審査で、日本の卒業証明・履修科目が「一次評価の対象」として受理。 - オーストラリア
→KAPS受験資格として、日本の薬剤師資格は出願可能学歴に含まれる。 - イギリス
→OSPAP入学の出願資格に、日本の薬剤師国家資格が認められる大学あり。
いずれの国でも、“薬剤師免許を持っている=ゼロから再スタートしなくてよい”という点で、
初期ステップの時短・簡略化が可能です。
アジア圏や中東・アフリカでは要件が緩やかになる国も
英語圏に限らず、人材不足が深刻な国々では日本の薬剤師経験が優遇されるケースもあります。
- シンガポール
→一定の実務年数と英語力(IELTSなど)を満たせば、面接・現地評価を経て認定薬剤師に。 - アラブ首長国連邦(UAE)
→MOHまたはDHA認定試験により、実務経験が2年以上あればライセンス申請可能。 - ナイジェリア・フィリピン・インドネシアなど
→国際NGOや製薬関連プロジェクトで、臨床以外の分野での日本資格保持者ニーズが高まっている。
“臨床薬剤師”としての就業だけでなく、製薬・流通・教育・保健行政といった周辺領域でも
「日本での薬剤師経験」自体が価値を持つ国・分野は広がりつつあります。
“活かせる=免除される”ではない。実態把握が重要
注意したいのは、「活かせる国」といっても、完全な免除や自動承認があるわけではないこと。
たとえば、アメリカではFPGEC後にもTOEFL・インターン・NAPLEX合格が必要で、
実質的には1〜2年かかる再教育プロセスを要します。
つまり、「短縮される」「優遇される」可能性はあるが、ゼロステップではないのが現実です。
事前に「制度理解+現地事情の確認」が必須であり、就職活動前の情報収集が成功率を左右します。
次の章では、こうした制度の違いをふまえた上で、「どの国に向いているか」がわかるフローチャートとTo-Doリストを紹介します。
海外就職の第一歩は、“正しいゴール設定”から始まります。
就職成功5ステップ|書類からビザ申請まで
「どこから始めればいいかわからない…」
海外就職を目指す薬剤師にとって、最初のハードルは“情報の多さと手順の複雑さ”です。
求人を探すにも、レジュメの書き方も面接も、国内とは勝手が違います。
そこで本章では、実際に海外薬剤師として内定を得るまでの5ステップを時系列で整理しました。
TOEFLや資格取得に加え、「どの段階で何を準備すれば良いのか」を明確にすることで、行動の迷いがなくなります。
→関連記事リンク案:『海外薬剤師 求人の探し方』
求人検索サイト&リクルーター活用
まずは「自分が働ける国・職種・ビザ条件の求人が存在するか」を調べることが出発点です。
以下のようなサイトや転職エージェントで、勤務地・必要資格・ビザサポート有無を絞って検索しましょう。
- 【サイト例】Indeed Global, WorkAbroad, Glassdoor, HealthcareLink(豪州)など
- 【リクルーター】海外医療職に強い人材会社(例:Samurai Job、エンワールド)
- 【ポイント】“visa sponsorship” 付き求人を優先検索
現地採用と日本採用では選考基準が異なるため、「面接前にビザが出る求人」から優先的に応募すると効率的です。
レジュメ・推薦状の英語準備
次に必要なのがレジュメ(英文履歴書)とカバーレターの作成です。
国内の経歴を「伝わるように翻訳」するのがポイントで、以下を意識しましょう。
- 職務要約は3行以内で簡潔に(薬局・病院・企業など、実績ベースで)
- GPhC/PEBC準備中などの資格状況を明記
- 英語力・免許取得予定日・滞在ステータスも明示的に記載
- **推薦状(Reference Letter)**はできれば日本語原本+英訳をセットで用意
専門的な言い回しは医療英語に準拠し、英文校正サービスの活用も検討しましょう。
面接対策と英語プレゼンのコツ
英語でのオンライン面接は、「語学力」と「医療現場での対応力」を同時に評価されます。
以下の点を抑えると、初めての海外面接でも安心です。
- 自己紹介は30秒以内に職歴・資格・目的を伝える(職種別テンプレを作っておく)
- よくある質問:「Why this country?」「Describe a medication error.」などの想定問答練習
- プレゼン形式で求められる場合も(例:患者指導プロトコルの紹介など)
ZoomやTeamsでの受け答えに慣れておくと、本番での印象も大きく変わります。
ビザ・保険・渡航手続きチェックリスト
内定後、最も大事なのが**「渡航できるかどうか」**の実務準備です。
以下のリストは最低限確認しておきたい項目です。
- 就労ビザの種類(雇用主申請 or 自己申請)
- 健康診断・予防接種の要否
- 渡航保険・責任賠償保険の加入条件
- 日本の薬剤師免許証の英文翻訳(公証付き)
- 税金や年金など、日本での手続き停止または維持の確認
求人票に「ビザサポートあり」とあっても、最終的な申請手続きは本人任せのケースが多いため注意が必要です。
渡航後90日の落とし穴と解決策
意外と見落としがちなのが、「働き始めてから3ヶ月以内」に起きやすいトラブルです。
- 職場文化の違いによるギャップ(例:上下関係の薄さ・患者対応のスピード感)
- 曖昧な業務指示による誤解(例:“You can take the lead on this.” が実質「責任者」など)
- 保険制度の違いによる治療方針のズレ
こうした初期トラブルを避けるには、同僚との1on1・事前リサーチ・現地在住者のSNS交流など、情報の先回りが有効です。
以上5つのステップを一つずつ確実に踏むことで、初めての海外就職でも“迷わず動ける”状態になります。
次章では、語学力をクリアするための学習プランと教材選びのポイントを解説します。
英語力を最短でクリアする学習プラン
「TOEFL90点やIELTS7.0なんて、今からじゃ無理…」
そう思って英語圏就職をあきらめる薬剤師は少なくありません。
しかし実は、医療英語に特化すれば、必要スコアは3か月で狙えます。
ここでは、薬剤師が海外就職で求められる英語力(TOEFL / IELTS / OET)を短期間でクリアするための、
セクション別対策と1日90分×3か月の逆算学習スケジュールを紹介します。
→関連記事リンク案:『TOEFL 90点突破ロードマップ』
セクション別目標スコアと対策教材
まず、TOEFL iBT90点の内訳として現実的な目標は以下の通りです:
- Reading:21(薬理・生理など理系長文に慣れる)
- Listening:22(医療カンファレンス形式の聞き取り)
- Speaking:23(簡潔かつ構造的に話す訓練)
- Writing:24(意見+事例+理由の3段論法を習得)
薬剤師が使いやすい教材例:
- 【Reading】『Official TOEFL iBT Tests Vol.1』+『速読英単語 医学編』
- 【Listening】YouTube:TED-Ed / MedCram / Doctor Mike など
- 【Speaking】“Template + 音読”型教材:『TOEFL Speakingテンプレート集』
- 【Writing】Grammarly+ChatGPTで添削練習(英文日記ベースでもOK)
“全部やる”ではなく、医療英語に絞ってスコアを稼ぐ設計がポイントです。
1日90分×3か月の逆算スケジュール
「時間が取れない」と感じる方も、1日90分を“スキマ時間”に分割すれば習慣化できます。
- 朝:20分(音読+Speaking)
- 昼:30分(Listening)
- 夜:40分(Reading or Writing)
学習期間の目安:
期間 | ゴール |
Week 1–2 | テンプレ暗記+模試1回で実力把握 |
Week 3–6 | 苦手セクション集中特訓(Speaking & Listeningが重点) |
Week 7–10 | 実践演習+2回模試+問題回転強化 |
Week 11–12 | 弱点潰し+本番環境での模試練習 |
“読む・聞く・話す・書く”をバランスよく回すには、習慣化+毎週の振り返りがカギ。
LINEやアプリで学習ログを取り、“見える化”するだけでも継続率が上がります。
英語力を伸ばす目的は「点数」ではなく「働くための準備」です。
スコアに縛られすぎず、伝える力を高めるためのプロセスと捉えることが、
メンタル面でも継続のコツになります。
次章では、現地の生活費と年収をシミュレーションし、実際に「得をする国」はどこかを検証していきます。
【「英語が不安で外資系に踏み出せない…」そんな薬剤師の方へ】
TOEICの目安、英語力が活きる職種、学び直し法までを1本にまとめた実践ガイドをご用意しました。英語を“武器”にしたい方は、ぜひ参考にしてください。
薬剤師×英語完全ガイド|TOEIC・外資転職・学習法を実例で解説
現地生活コスト&年収シミュレーション
「海外で年収1,000万円」と聞くと夢のように感じますが、生活コスト次第では“手取り”が日本以下になることも。
だからこそ、就職前に現地の生活費・税金・医療保険などの支出を把握し、手取りで比較する視点が必要です。
この章では、アメリカ・カナダ・オーストラリア・イギリスの4カ国について、
薬剤師が得られる年収と代表都市での生活費をもとに、「実質の手取り」をシミュレーションします。
→関連記事リンク案:『海外薬剤師 年収シミュレーター』
家賃・税金・医療保険を国別比較
以下は、各国の主要都市で薬剤師として働いた場合の「平均年収」「税引き後の手取り」「代表的な生活コスト」の比較です(単身想定/2024年時点の為替レートベース)。
国 | 平均年収 | 所得税・保険等 | 手取り年収 | 家賃(月) | 医療保険(月) | 食費(月) |
米国(NY) | 約13万USD | 約30% | 約91,000USD | $2,200 | $600(自己負担) | $500 |
カナダ(トロント) | 約9万CAD | 約25% | 約67,500CAD | CAD 1,800 | 公的保険 | CAD 500 |
豪州(シドニー) | 約10万AUD | 約28% | 約72,000AUD | AUD 2,000 | Medicare加入 | AUD 450 |
英国(ロンドン) | 約4万GBP | 約22% | 約31,200GBP | £1,800 | NHS | £400 |
都市部は家賃負担が大きいため、郊外や地方勤務を選ぶと手取りが大幅に残りやすくなります。
また、医療保険の制度も国によって異なり、自己負担が重い米国では「雇用主の保険内容」が転職の重要ポイントになります。
手取り換算で損しない交渉ポイント
渡航前に給与額ばかりを見てしまいがちですが、「手取り・保障・補助」の3点で比較しなければ、想定より貯金が減るケースも多発します。
特に意識したい交渉ポイント:
- 税引後の給与額を提示してもらう(net income)
- 保険・家賃補助・交通費など福利厚生の有無
- 初年度の引越補助や就労ビザ代行費用の負担
- 研修期間中の給与(研修時は時給制の場合あり)
- 現地での銀行口座開設や税務番号取得の支援有無
“条件を飲む”のではなく、「交渉することが当たり前」の国が多いため、
内定前に雇用契約書のドラフトを取り寄せ、納得できるまで質問しましょう。
「海外で働けば、すべてがうまくいく」とは限りません。
現地のリアルな生活コストを知ったうえで意思決定することが、満足度の高い就職につながります。
【「老後や住宅ローン、子どもの教育費…薬剤師のライフプラン、これで大丈夫?」】
そんな不安に向き合い、年収・家計・貯金目安までをわかりやすく解説。FP視点で“転職後の暮らし”まで考えたい方におすすめです。
薬剤師のライフプラン完全ガイド|家計・貯金・将来設計をFP視点で整理
まとめ
「海外で薬剤師として働く」ことは、一部のエリートや帰国子女だけの特権ではありません。
正しいステップと現実的な情報を押さえれば、誰でも到達可能なキャリア選択肢です。
本記事では、主要4カ国(アメリカ・カナダ・オーストラリア・イギリス)を中心に、
必要な資格取得の流れ、求められる英語スコア、年収と生活コスト、就職活動の具体的手順までを体系的に整理しました。
あなたがもし「いつかは海外で働いてみたい」と思っていたなら、“今”がその第一歩を踏み出す最適なタイミングです。
次にやるべきことは、「どの国に向いているか」「何から準備すればいいか」を明確にすること。
【まずはここから】海外就職に向けた行動プラン
- STEP 1:LINEで「国別比較表&To-Doリスト(PDF)」を無料で受け取る
- STEP 2:語学力・ビザ条件など、自分の状況で応募可能な求人をチェック
- STEP 3:英語力が不安な方は、TOEFL/OET対策講座を併用しながらスコアクリアを目指す
- STEP 4:海外就職エージェントに相談し、実際の求人情報や面接対策を進める
【「どのエージェントが自分に合うのか分からない」そんな悩みを持つ薬剤師の方へ】
22社を“16項目でスコア化”した比較表から、目的別に最適な3社がすぐに見つかります。迷っている方こそ、一度チェックしてみてください。
薬剤師転職エージェント22社比較|16項目で目的別に最適3社が見える
迷ったら、まずは「情報を持っておくこと」から。
あなたの薬剤師キャリアが、日本を越えて広がる未来を応援しています。
【企業に興味はあるけれど、何から始めればいいか分からない方へ。】
業界・職種の全体像と転職5ステップを、実例とともにわかりやすく解説しました。まずはこちらのガイドで、あなたのキャリアの方向性を整理してみませんか?
【転職や昇給が難しいと感じたら、副業という選択肢もあります】
薬剤師に人気の副業17選と、始め方・税金対策までを実践的に解説。キャリアに新しい可能性を加えるヒントを、こちらにまとめました。
薬剤師の副業完全ガイド|+5万円を目指す実践17選と税金対策