薬剤師×管理職で年収1,000万を目指すなら?|英語力の必要レベルと対策法を徹底解説

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筆者プロフィール|ラクダ(外資系薬剤師 × FP)

「このままでいいのかな」と悩んだ末に転職した薬剤師、ラクダです。

製薬・医療機器・ドラッグストアの3業界を経験し、現在は外資系企業で8年以上勤務。

転職で年収100万円以上UP、家庭と両立しながら柔軟な働き方を実現しました。

同じようにキャリアに迷う薬剤師の方に、リアルな体験や情報をお届けしています。

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「TOEICスコアはあるけど話せない…」「英語がネックで昇進や転職に踏み出せない」——そんな不安、私も経験しました。外資系で働く中で実感したのは、スコアよりも“伝える力”と“自信”のほうが重要だということ。本記事では、薬剤師が年収1,000万円の管理職ポジションを狙う際に、どれくらいの英語力が必要か?どんな力が評価されるのか?そして、英語に苦手意識があっても「今から間に合う」実践的な対策を、経験とともに解説します。

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薬剤師が管理職になるために英語力はどれくらい必要か?

TOEIC何点あればOK?実際に見られている“使える英語”

「TOEICで何点あればいいんですか?」という質問はよく聞かれます。企業の求人票を見ると「TOEIC700点以上」「ビジネス英語中級レベル」などと書かれていることも多いですが、**本当に見られているのは“実際に業務で使えるかどうか”**です。

たとえば、筆者はCFER B1~B2レベル(TOEIC 550~785程度)ですが、外資系の会議やメールは日常的にこなしてきました。一方で、スピーキングにはいまだに不安があるのが正直なところです。それでも、以下のような実践経験が評価され、複数の管理職候補オファー(年収1,000万超)をいただいたことがあります。

  • 英語での報告書・会議資料の作成
  • 海外拠点とのチャット・メール対応
  • 実地監査での英語コミュニケーション
  • トレーニング参加・英語資料の読解

つまり「点数」ではなく業務でどう使ったか、どこまで意思疎通できるかの方が重視されます。TOEICであれば650〜750点前後が一つの目安ですが、それ以上に「伝える力」「業務遂行力」が問われるのです。

内資でも必要?グローバル案件における英語の使い方

「外資系じゃないから英語はいらない」というのは、もはや過去の話です。内資製薬でも以下のような場面で英語が求められるケースが増えています。

  • 海外本社との会議・資料共有(和英両対応が必要)
  • 海外ライセンス元との折衝・共同プロジェクト
  • グローバル治験や薬事申請の対応
  • 外国人上司やチームメンバーとの連携

とくに管理職ポジションになると、上層部とのやりとり、他部署への説明、報告資料の英訳・英語プレゼンなどの場面が一気に増えます。

つまり、「英語は日常業務には出てこないけど、いざというときに“逃げられない”」のが、内資におけるグローバル案件の特徴です。英語ができる=社内での信頼も上がるため、評価に直結しやすいのもポイントです。

外資系企業で求められる英語力の“質”と“場面”

外資系企業における英語力は、「正しい文法で話す力」ではなく**“わかりやすく伝える力”や“スピード感ある意思疎通”**が求められます。

  • 3分以内で要点を伝えるスピーキング力
  • 非ネイティブにも通じる明快な語彙・構文選び
  • 会議で話せなくても、チャットやメールで補うバランス力
  • 自信を持って発言する“プレゼンス”と姿勢

つまり、**「完璧な英語」よりも「目的を果たす英語」**が重視されます。

筆者自身も、流暢なスピーカーではありません。それでも、プレゼン資料を作り込み、チャットで補足を送り、英語監査に対応してきた経験が評価されました。**管理職オファーを受けた理由のひとつは「必要な場面で英語を使いきった経験」**だったと実感しています。

関連記事:

  • [薬剤師 外資系キャリアに必要な視点]
  • [薬剤師のハイクラス転職ポジション一覧]

スピーキングが苦手でも管理職は狙えるのか?

英語が完璧じゃなくても通用する“説明力と構成力”

「スピーキングに自信がないから、外資系の管理職は無理かも……」と感じる方は多いですが、実は**“伝える力”の本質は英語の正確さではありません**。

とくに製薬・医療業界では、以下のような力が評価されやすいです:

  • 結論から話せる「論理的な構成力」
  • 相手の前提を理解して話せる「説明の順序」
  • 曖昧さを避け、目的に沿って伝える「目的明確性」
  • 発音よりも「落ち着いたトーン」や「簡潔な表現」

つまり、英語が流暢であることよりも、「何を・どう伝えるか」の設計力が重要なのです。これらは訓練と意識で磨くことが可能であり、日本語でも鍛えられるスキルでもあります。

筆者の体験談|CEFR B1〜B2でも1,500万のオファーが来た理由

実際、私自身は英語ネイティブでもなく、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)で言えばB1〜B2レベルのスピーキング力です。文法ミスも多く、発音もネイティブとは程遠いですが、それでも以下のような業務経験が評価されました。

  • 英語での会議参加や簡易プレゼン
  • 報告書や実地監査の対応(英語メール・資料含む)
  • 海外支社や監査チームとの実務的なやり取り
  • 日常業務での英語チャットとドキュメント作成

その結果、ある外資系医療機器企業から最大1,500万円超のオファー(製造管理責任者ポジション)を受けるに至りました。

重要なのは「流暢に話す」ことよりも、**必要な場面で自分の責任領域を説明・交渉できる“ビジネス対応力”**だったのです。

社内外で評価される「伝え方」と「振る舞い」

外資系で管理職を目指すうえで、「話せるか」以上に問われるのは**“どう振る舞うか”**です。

  • 面接での「自信ある姿勢」と「構成のある説明」
  • 会議での「Yes/Noの明確さ」と「論点整理力」
  • 上司や海外支社への「要点中心のコミュニケーション」
  • 聞き取れなかった時の“正しい聞き返し方”

つまり、**言葉の正確さより“ビジネスパーソンとしての安心感”**を相手に与えられるかが鍵になります。

特に薬剤師という専門職は、事実ベースの説明・根拠のある判断・丁寧なやりとりが得意です。これは、外資系においても強みとして機能する“伝え方”の要素です。

関連記事:

[英語が苦手な薬剤師の転職成功事例]

管理職転職に向けて英語力を強化する方法

外資系やグローバル案件を扱うポジションでは、やはり一定レベルの英語力が求められます。とはいえ、すべてを一度に完璧にする必要はありません。「今の自分に足りないピース」を補う形で、段階的に強化するのが最も効率的です。

以下では、筆者自身の実体験と周囲の成功例をもとに、おすすめの英語学習法とツールを目的別に紹介します。

文法の再構築にはEGUが最適

└ → English Grammar in Useの使い方とおすすめレベル

スピーキング力を上げたいと思っても、「伝えたいことを英語で組み立てられない…」と感じた経験はありませんか?

その原因の多くは、“文法のあいまいさ”にあります。そんな時に役立つのが、**ロングセラーの文法書『English Grammar in Use(EGU)』**です。

  • 英語を「使うための文法」に整理してくれる構成
  • 中学〜高校レベルの復習から始められ、CEFR A2〜B2レベルに適応
  • アプリ版では「解説→問題→自動採点→フィードバック」が完結

日々のスキマ時間に、自分の弱点文法をピンポイントで補強できるため、アウトプットの土台作りに最適です。

スピーキングはDMM/Cambly/ライザップで対策

└ → 時間・目的別で使い分ける英会話サービス

管理職として「伝える力」を高めたいなら、実際に声に出して練習する時間を確保するのが近道です。以下は筆者や周囲の薬剤師が実際に活用してきた英会話サービスです。

目的サービス名特徴
スキマ時間に毎日少しずつDMM英会話コスパ最強&教材豊富/EGUとの連携も可能
ネイティブとの即答力練習Cambly時差を活用して深夜も可/面接質問の模擬練習◎
本気で短期集中したいライザップイングリッシュ専属トレーナー+PDCA型で結果重視/スピーキング特化プログラムあり

英語力を目的別で磨くには、「自習+レッスン」の組み合わせが理想的です。例えば、EGUで文法を整理したうえで、DMMやCamblyでその内容を**“口から出す練習”**をすると、習得効率が一気に上がります。

「AI×英語学習」で継続とフィードバックを両立

最近では、AIを活用した英語学習サービスも進化しており、「一人でも続けられる・振り返りができる」環境が整っています。

おすすめは以下のようなツール:

  • ELSA Speak:発音診断AIでネイティブ並みのフィードバックが受けられる
  • Duolingo:文法・語彙のインプットに最適。毎日ゲーム感覚で続けられる
  • ChatGPT活用:ビジネス文書の添削、面接シナリオの作成にも使える

AIの力を借りることで、「続けやすさ」と「質の高い復習」を両立できます。忙しい薬剤師でも、通勤中や空き時間に“使える英語力”を積み上げることが可能です。

関連記事:

[薬剤師の英語学習ツール徹底比較]

[ライザップイングリッシュの体験記]

管理職求人で評価される“英語以外”の要素とは?

「TOEICは600点台…やっぱり管理職は無理?」

そう不安に感じている薬剤師の方へお伝えしたいのは、年収1,000万円の管理職求人は“英語力だけ”では決まらないということです。

実際、筆者がオファーを受けたポジションでも、**最終的に評価されたのは「英語を使って何を成し遂げたか」**という“成果と姿勢”でした。

英語力<行動力?企業が評価するリーダーの資質

外資系・グローバル案件の求人票に「ビジネスレベルの英語力必須」と書かれていても、それだけでは選ばれません。

企業が見ているのは、「この人に任せれば、チームやプロジェクトが前に進む」と確信できるリーダーシップと行動力です。

たとえば:

  • 海外本社とのやり取りで課題を報告・改善まで主導した経験
  • 外部監査対応で、部署を越えた調整をリードした実績
  • 医療機器や製薬の現場での**“判断力”や“責任感”**

こうした実績は、英語の文法よりも**“仕事で成果を出す力”**として高く評価されます。

「この人と働きたい」と思わせる“説得力のある自己PR”

英語が流暢かどうかよりも、**“自分の強みを一貫して語れるか”のほうが、転職面接では重視されます。

特に管理職候補では、「なぜこの役職に挑戦するのか」「チームにどんな価値を提供できるか」という“ビジネスとしての自己PR”**が重要です。

スピーキングに不安がある人ほど、**「論理的構成」+「端的な表現」**を準備することで、評価される場面が多々あります。

筆者自身も、“英語が堪能ではない”ことを正直に伝えたうえで、**「それでも必要な場面では自分で動いて問題を解決してきた経験」**を語ることで、高い評価につながりました。

英語が苦手でも輝けるフィールドを見極める

すべての管理職が英語でプレゼンをするわけではありません。

企業によっては、以下のような**“日本語中心+必要時のみ英語”**という求人もあります。

  • 国内支社長付きポジション(日本語メイン、資料のみ英語)
  • 製造販売責任者(監査資料・報告書の翻訳はあり、会話は補助程度)
  • QA・PV領域のシニア職(文書レビューが中心、会議は逐次通訳あり)

大切なのは、「自分の実績を活かせる場で、最低限の英語対応ができるかどうか」。

“英語が強み”でなくても、英語が“足を引っ張らない”状態を目指せば十分です。

関連記事:

[薬剤師のキャリアアップ戦略大全]

おすすめの転職エージェントと登録戦略

英語力を武器に、管理職としてキャリアを伸ばしたい薬剤師にとって、どのエージェントに登録するかはキャリアの分かれ道になります。

年収1,000万円のポジションは、**“非公開求人”や“スカウト経由”**で動くことが多く、転職サイトだけの自己応募では出会えない世界が広がっているのが現実です。

ここでは、語学力×マネジメント志向の薬剤師におすすめのエージェントと、その活用戦略をご紹介します。

1. ビズリーチ|ハイクラス英語求人が豊富

年収1,000万円超の求人や外資系ポジションが多く、企業からのスカウトも活発なプラットフォーム。

ビズリーチでは、薬剤師の経験を活かした以下のような求人に出会えることもあります:

  • 外資系製薬企業のメディカル部門マネージャー(英語力必須)
  • 医療機器メーカーのプロジェクト責任者
  • 海外本社との折衝があるQA/QCマネージャー職

ハイクラス人材向けの設計になっているため、スカウトが来た段階で「年収条件が合っている」ことが多く、効率的。

関連記事:

[ビズリーチは薬剤師に使える?]

2. JACリクルートメント|語学力と管理経験を活かせる紹介が得意

JACは外資系×製薬・医療分野に特化した紹介力が高く、英語を使った業務経験のある薬剤師から信頼されているエージェントです。

特に強いのは:

  • 海外本社とのやり取りが発生するポジション
  • 製造販売責任者・安全管理責任者・PVなどの責任ある役割
  • 英語が“業務の一部”として求められる管理職求人

コンサルタントが業界出身者であることも多く、キャリアの棚卸しや自己PRのブラッシュアップにも役立ちます。

関連記事:

[JACリクルートメントで薬剤師転職は可能か?]

3. リクルートダイレクトスカウト|自己PR強化&スカウト活用

登録時に自己PRや業務実績を入力することで、企業やヘッドハンターから直接スカウトが届く仕組み。

薬剤師としての専門性+英語使用経験+マネジメント志向が揃っていれば、高年収ポジションのスカウトが届く可能性は十分あります。

また、プレゼン資料や職務経歴書の添削サポートも一部あり、自己PRを強化したい人に最適です。

スピーキングに不安があっても、「何をしてきたか」「どう貢献できるか」が明確であれば勝負できるという仕組みも魅力の一つ。

関連記事:

[リクルートダイレクトスカウトの活用法]

英語力に加えて“経験”と“戦略的な登録”があれば、薬剤師でも年収1,000万円の管理職転職は現実的です。

次に動くなら、今です|“英語が不安”でも、キャリアは変えられる

「英語が苦手だから、自分には無理かも」——そう思って、チャンスを逃していませんか?

年収1,000万円を狙える管理職ポジションに必要なのは、**完璧な英語ではなく、“伝える力”と“これまでの実績”**です。

むしろ、スピーキングに不安を感じながらも、自分の専門性を言葉で伝えようと努力してきた薬剤師こそ、評価される場面が増えています。

今の自分でも、挑戦できるポジションがあるのか?

まずは「可能性」を確認してみることから、ハイクラスキャリアは始まります。

▶︎ 【薬剤師向け】ハイクラス転職エージェントを比較する

▶︎ 【体験談】英語に不安があっても年収アップを実現した薬剤師の話を見る

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ラクダ(外資系薬剤師×FP×国際唎酒師)
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ここまで読んでくださってありがとうございます。 私自身も「このままでいいのかな」と悩んだ末、3度の転職を経験しました。 キャリアに悩む薬剤師の方に、少しでもヒントや気づきを届けられたら嬉しいです。

キャリアの次の一歩に、確かな選択肢を。

「このままでいいのかな」と感じている薬剤師の方へ。
外資系・年収アップ・初めての転職など、目的別の情報とサポートを用意しています。

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