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外資系企業に転職した薬剤師が最初の1ヶ月でつまずかないために|適応と信頼構築のポイント

rakuda-tenshoku@01
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筆者プロフィール|ラクダ(外資系薬剤師 × FP)

「このままでいいのかな」と悩んだ末に転職した薬剤師、ラクダです。

製薬・医療機器・ドラッグストアの3業界を経験し、現在は外資系企業で8年以上勤務。

転職で年収100万円以上UP、家庭と両立しながら柔軟な働き方を実現しました。

同じようにキャリアに迷う薬剤師の方に、リアルな体験や情報をお届けしています。

詳しいプロフィールはこちら

外資系企業への転職が決まったものの、「最初の1ヶ月が不安」「どんな空気なんだろう」と感じていませんか?

カルチャー、英語、評価スタイル――日本企業とはまったく違う職場に飛び込む緊張は、誰にとっても大きなもの。

この記事では、薬剤師が外資系企業に転職してから最初の1ヶ月で直面しやすい壁と、その乗り越え方を解説します。

“うまくやろうとしすぎて空回る前に”、読むだけで気持ちが軽くなる1本です。

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外資系企業の“最初の1ヶ月”が重要な理由

外資系企業への転職が決まり、いよいよ初出勤――。

その時、あなたの頭の中にはきっと、こんな不安があるはずです。

「どんなふうに迎えられるのかな…?」

「英語の壁、いきなりぶつかるのかな…?」

「周囲と浮かないようにしたい…」

この“最初の1ヶ月”は、単なるスタート期間ではありません。

外資系文化においては、最初こそが「評価」と「関係構築」において最も重要なタイミングなのです。

最初の印象=その後の評価に影響する

外資系企業では、日本のような“長期的な観察と徐々に信頼されていく文化”ではなく、

「最初の振る舞い」「自律性の有無」で信頼の基礎が形成されます。

  • 受け身ではなく、まずは観察しながらも“動ける人”か
  • 自分の役割や関心領域を言語化できているか
  • 分からないことを、早めに・丁寧に聞けるか

こうした“第一印象”が、その後の関係性にも影響します。

「この人は自走できる」

「信頼して任せられそう」

「積極的だけど出しゃばらない」

この評価は、最初の1週間〜1ヶ月で自然と周囲に共有されていくもの。

“初動で好印象を与えた人”は、その後のオンボーディングがスムーズに進みます。

オンボーディングが「自己責任型」で進む文化

外資系企業の特徴のひとつに、オンボーディング(新人定着支援)の“放任型”傾向があります。

  • 日本企業のように「隣に座ってじっくり教えてくれる」文化は希薄
  • 教育コンテンツや説明資料は用意されているが、「読む・聞く・動く」は本人次第
  • 「必要があれば聞いてね」→何も聞かないと「問題なし」とみなされる

つまり、「知らされていない=指示待ちOK」ではなく、「知らないなら自分で確認する」が当然という考え方です。

Q:教えてくれなかったらどうする?

A:「聞かなかったなら、自分で困らないと思ったのでは?」と解釈される

このギャップを知らずに“待ちの姿勢”でいると、

「仕事に対して受け身」「リスク管理が甘い」という印象につながってしまいます。

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→ 外資系企業の評価制度と働き方の違い

外資系の“最初の1ヶ月”は、単なるお試し期間ではなく「文化への適応力と自律性を見られる時間」です。

逆に言えば、ここで信頼を得られれば、その後は驚くほど自由に、裁量を持って働ける――

それが、外資系ならではの魅力でもあります。

薬剤師が直面しやすい“初月の壁”

「いよいよ外資系企業でのキャリアが始まる!」――

そんな期待と緊張を胸に迎えた入社初日。

ですが、その数日後にこう感じた薬剤師は少なくありません。

「なんだか空気が違う…」

「思った以上に“放任”でびっくり」

「このままで大丈夫なのかな…?」

外資系企業には、日本企業とはまったく異なる「新人の受け入れ文化」が存在します。

ここでは、薬剤師が入社後1ヶ月で感じやすい“3つのリアルな壁”を取り上げます。

指示が曖昧、自走が求められて戸惑う

外資系企業では、「マニュアル通りに教える」「順序立てて指導する」という文化はあまり一般的ではありません。

初日から “ゴールと大まかな枠組み” だけが提示され、**「あとはあなたの裁量で」**というスタンスが基本です。

よくある戸惑いの声:

  • 「誰が担当かも分からないままタスクだけが振られる」
  • 「目的の説明はあるけど、やり方の説明はゼロ」
  • 「“とりあえず読んでおいて”の資料が英語50ページ超え」

こうした環境で最も必要なのは、**自分で情報を取りに行く意識と“仮説を立てて動く力”**です。

「これで合ってますか?」と動いた上で確認を取る――

これが外資での信頼構築の基本姿勢になります。

「聞いてない・教えてくれない」が当たり前?

日本企業であれば、「新人にきちんと教える」「質問される前に説明する」ことが“上司の責任”という認識があります。

しかし、外資系ではその逆。**「聞かれなければ、分かっていると判断される」**ことが多いのです。

実際にある現象:

  • 配属初日にチーム紹介がなく、Slackのプロフィールだけで把握させられる
  • システムの使い方を教わらず「ログインしていじってみて」の一言
  • 会議への招待が来たが、背景説明もアジェンダも共有されない

これらは決して「あなたへの冷遇」ではありません。

「自立したプロである」という前提で扱われているがゆえなのです。

英語会議・報告文化に疲弊する

外資系における“疲労感の最大要因”が、英語×情報密度×即応力が求められる会議・報告スタイルです。

よくある壁:

  • 会議のスピードが速くてついていけない
  • 発言のタイミングを見失い、存在感を示せない
  • 毎週の進捗報告で「言うことがない」自分に焦る

この段階で、「英語力が足りないのでは?」と自己否定に入ってしまう薬剤師も多いですが、

実は問題の多くは、**英語ではなく“期待値の読み取り方”と“準備の仕方”**です。

  • 英語で完璧に話す必要はない
  • 要点だけを簡潔に伝えればOK
  • 会議前に「1つは話すことを決めておく」だけで印象は変わる

英語力の向上よりも、“会議慣れ”が最初の課題です。

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→ 外資系薬剤師が感じる文化ギャップとは?

“最初の1ヶ月=勝負の月”というよりも、

**「最初の1ヶ月=文化を知って、自分の立ち位置を定める準備期間」**だと捉えると、少し肩の力が抜けてきませんか?

最初の1ヶ月でやっておくべきこと5選

「とにかく成果を出さなきゃ」と焦っていませんか?

でも、外資系企業の最初の1ヶ月は“戦う月”ではなく“適応する月”です。

この時期に意識すべきは、実績づくりより関係構築・情報収集・文化理解。

ここでは、薬剤師が最初の1ヶ月でやっておくべき具体的なアクションを5つご紹介します。

1on1面談・雑談で“関係構築”を意識

外資系では“馴染む努力”も評価の一部。

特に直属の上司やチームメンバーとの1on1面談や軽い雑談を意識的に設けることで、

信頼構築のスピードが大きく変わります。

  • 週1ペースでカジュアルな1on1の場をリクエスト
  • 自分からランチやカフェに誘うのもOK(カジュアル文化)
  • 「何をすべきか」より「どう見られているか」を確認する時間に使う

雑談=距離を縮める最短ルート。沈黙より笑顔の“ひとこと”が、カルチャー適応の鍵です。

早めに「報連相」ではなく「自己管理スタイル」に慣れる

日本型の「こまめな報連相」を期待していると、

外資では「頼りない」「自立していない」と受け取られてしまうことも。

  • 完了報告ではなく「進捗+リスク+次のアクション」のセットで共有
  • 指示待ちではなく、「やってみます」「この方向で進めても良いですか?」と能動的に
  • スケジュール管理や情報整理も“自分で”が基本

自己完結=孤立ではなく、「信頼の源」として見られています。

カルチャー観察ノートをつける

最初の1ヶ月は“カルチャーショック”の連続。

その違和感を流さず、気づいたことを毎日メモするだけで“適応力”が加速します。

記録例:

  • 会議中の沈黙の意味(考えてる?異議あり?)
  • 報告の文体(どのくらいシンプル?)
  • 質問・提案の頻度やタイミング

“文化の正解”を探すのではなく、“文化のパターン”を観察する意識が大切です。

「聞く力」と「要約力」を意識して英語会議に参加

英語会議では“話せない”ことより“聞けてない”ことの方がリスクになります。

最初の1ヶ月は発言数を稼ぐより、聞く→要約する→一言返すだけでも大きな意味があります。

  • 「So to summarize…」で会議内容を1分でまとめる練習
  • 不明点は “Let me make sure I understand…” の枕詞で確認
  • 相手の意見に “That’s a good point, I’d like to build on that…” と一言添えるだけでも◎

会議=発言の量より“理解と関与”が評価されます。

無理に成果を出そうとしすぎない

焦りは最も目立つ“違和感”です。

外資系では、最初の1ヶ月で大きな成果を出すことより、「この人なら任せられそう」という信頼を得ることが優先されます。

  • 1ヶ月目は“学びと接続”に徹してOK
  • ミスを恐れず「透明性ある姿勢」で臨む方が好印象
  • 「成果よりプロセス」への意識転換を

肩の力を抜いて「環境に順応しながら、自分らしく立ち上がる」――それが評価につながります。

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→ 薬剤師が外資系でうまくやる5つのヒント

最初の1ヶ月を**“無理して頑張る月”ではなく、“信頼を積み重ねる月”**と捉えるだけで、

外資系でのキャリアの立ち上がりは、グッとラクになります。

やってはいけないNG行動

外資系企業の最初の1ヶ月は、“信頼構築”と“適応力”が問われる時期。

このタイミングで無意識に取ってしまいがちな行動が、

「違和感」や「信用されない人」という評価につながってしまうこともあります。

ここでは、外資に転職した薬剤師がやりがちなNG行動とその背景を3つ解説します。

「ダメだった理由」まで理解すれば、次の一歩はきっと変わります。

「日系の常識」をそのまま持ち込む

NG例:「自分から動くのは失礼かも」「まずは指示を待とう」

これは日系企業でよくある“慎重な立ち上がり方”ですが、

外資では**「受け身」「準備不足」と見なされる危険性**があります。

外資系では:

  • 自分の役割を早期に理解し、自律的に行動することが求められる
  • 上司は「任せる=信頼」として行動している
  • “言われない=やらなくていい”ではなく、“気づいて動いてほしい”が前提

対策:

→ 最初の週から「これをやってもよいですか?」と提案型のスタンスを心がけましょう。

「沈黙=OK」と思い込む

NG例:会議で黙って頷いている/わからないけどそのまま通過する

日本企業では、「黙って聞く」「迷ったら様子を見る」という判断が許容されがちです。

しかし、外資系では沈黙が**“意見がない・関心がない”と受け取られるリスク**があります。

外資系では:

  • わからないならその場で「確認」するのが誠実
  • 会議で一言も発言がないと“貢献していない”と見なされがち
  • 特に英語会議では、リアクションも“発言の一部”

対策:

→ “I’m still thinking, but so far…” や “Could I clarify one thing?” など、一言だけでも存在感を示す努力を。

ミスを隠そうとする

NG例:「まだ言わなくてもいいか」「今は指摘されないからセーフ」

このような“ミスを後回しにする判断”は、日本では“空気を読む”とされがちですが、

外資系では**“責任感がない”または“信頼できない”と受け取られることも。**

外資系では:

  • ミスそのものより、「報告のタイミング」と「対応姿勢」が問われる
  • 早期報告=リスク管理能力が高いと評価される
  • 「わからない」を言える人が“頼れるプロ”として扱われる

対策:

→ “I’ve noticed something I may have misunderstood.” のような柔らかい報告で早めに共有することが重要です。

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→ 外資系で評価される薬剤師の働き方

最初の1ヶ月こそ、「失敗を恐れず、“違い”を学びに変える柔軟さ」が何より大切です。

日系での経験も、外資で活かすにはアップデートが必要な“キャリアの言語”。

ひとつずつ修正していけば、必ず“通じる自分”に変わっていけます。

最初の1ヶ月で信頼を得るためのコツ

外資系企業での最初の1ヶ月。

この期間に成果を出すことより大切なのが、「この人なら任せられそう」という印象=信頼の獲得です。

評価制度がジョブ型・成果主義の外資では、信頼の基準も“日本的な誠実さ”とは少し違います。

ここでは、薬剤師として外資系で信頼を得るために意識すべき3つのポイントを紹介します。

「短い英語でもいい」→伝える意志を優先

英語に自信がないと、「間違えたらどうしよう」「伝わらなかったら恥ずかしい」と感じてしまいがちです。

しかし、外資系で重視されるのは**“語学の完成度”ではなく、“伝えようとする姿勢”**です。

信頼される人の特徴:

  • 単語レベルでも、要点をしっかり伝えようとする
  • 聞き返されても臆せず、繰り返し説明する
  • 相手の言葉を確認しながら丁寧に会話を進める

“My English is not perfect, but let me try to explain…”

この一言こそが、“信頼されるプロフェッショナル”の入口です。

「説明責任」ではなく「自己判断力」を見せる

日本企業では、ミスや報告に対して「説明責任(なぜこうなったか)」を丁寧に果たすことが信頼につながります。

一方、外資系では**「どう判断したか」「今どう動いているか」を主体的に語れる人が信頼されます。**

外資系で信頼される報告スタイル:

  • “What I noticed / How I interpreted it / What I decided” の順で話す
  • 責任の所在より、対応への主体性を重視
  • 言い訳より「今後どうするか」の視点がある

「説明する人」ではなく、「意思決定を共有できる人」が、

チームの“戦力”とみなされていきます。

「わからない」を早めに聞ける勇気

「このくらいは分かっている前提かも…」

「何度も聞くと評価が下がりそう…」

こうした遠慮は、外資の文化ではむしろ逆効果です。

“わからないことを明確にする力”こそ、外資で信頼を得る近道です。

実際の現場では:

  • 聞くタイミングが遅い方がリスクと見なされる
  • 初期段階での質問は「プロ意識が高い」と評価されやすい
  • “Let me confirm one thing before I proceed” など、前向きな聞き方が歓迎される

外資では、「質問すること=弱さ」ではなく、

「質問しないこと=誤解や事故の原因」として避けられます。

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→ 薬剤師の外資系転職|入社初期に必要なマインドとは

最初の1ヶ月で信頼を得るために必要なのは、“完璧”ではなく“誠実なプロ意識”。

それは、「分かる・できる」よりも、「伝える・判断する・確認する」の姿勢で示すものです。

おわりに

外資系企業の最初の1ヶ月は、

“仕事を覚える”より“信頼を得る”ことが大切です。

戸惑うのは当然です。

  • 日本とまったく違うカルチャー
  • 自由だけど孤独なオンボーディング
  • 英語・非言語・業務のギャップ

誰もが最初は“壁”を感じています。

けれど、その壁を越えた人たちは、みな口を揃えてこう言います。

「あの1ヶ月を乗り切ったことが、自信になった」

「相談できる人がいたから、辞めずに続けられた」

焦らなくて大丈夫です。

でも、一人で抱え込まなくてもいいんです。

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ラクダ(外資系薬剤師×FP×国際唎酒師)
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外資系企業で働く薬剤師
ここまで読んでくださってありがとうございます。 私自身も「このままでいいのかな」と悩んだ末、3度の転職を経験しました。 キャリアに悩む薬剤師の方に、少しでもヒントや気づきを届けられたら嬉しいです。

キャリアの次の一歩に、確かな選択肢を。

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